88歳の同期会
1945年(小学4年生10歳)小学校の近くに住んでいた住民は大きな建物を狙ってB29が焼夷弾を落下してくる危険性が及ぶとの声に強制疎開を余儀なくされた。
両親の出身地鳥取でお世話になった。父の生家は山間で集落の有る所だった。その年の1945年の8月には終戦になったが6年生まで過ごした。三年間の田舎の生活も良い思い出となっている。
59人の卒業生(男24人、女35人)だったが参加したのは女性九人だった。吉岡温泉で一泊した。それなりに高齢者の症状を持っていたが、口だけは達者で時間が経つのも忘れて話は弾んだ。面影は有ったが名前を思い出せない人もいた。長い道のりには順風満帆の時ばかりではない我が人生を聞かせてくれた裸の付き合いは感激もすることが多々あった。
当時は男尊女卑の時代、女性の辛抱強さと忍耐力の底力が今の日本を支えていると思えた。市川房枝さんの女性参政権も大きな力となっている。戦後78年すっかり変わった恵まれた社会制度に若者は耳を傾け、少子化対策に理解が欲しい。
アルト K.F