愛と平和のコンサートに向かって

"轟壕の子守唄""ちむぐりさ"を歌うとき、胸がつまり歌えなくなることがよくあります。沖縄と戦争の問題は、過去から今もなお、重くのしかかる深刻な問題で、深く考えさせられます。
『防衛』という本当の意味
『自然といのち』に対する責任と愛
佐賀での日うたの後の合唱団のツアーで『知覧特攻平和会館』に
行くことができました。
"特攻隊員たちの、自筆の手紙"は、父母兄妹たちへの愛あふれる言葉が、とてもしっかりとした文章でつづられていて、18歳や20歳の若ものたちの、愛の深さと決意の強さに胸が痛くなり。それらの手紙の側に添えられた、生前の彼らの顔は皆穏やかだったことが、なおさらやりきれない気持ちになってしまいました。1000人をこえる、多くの若ものたちの奪われた命(人生)を思うと、悲しみと悔しさがこみ上げてきました。忘れてはいけない!
『平和会館』で見た写真に似たものが、実家にあることに気づき、急いで父のアルバムを確認しました。さまざまな"忠霊塔"と写る若ものたちや"朝鮮羅津にて”"ハルピンにて"と記された写真など(昭和17・18・19年頃のもの)。父は戦争の話は一切しなかったので、朝鮮半島に行っでいたことも、初めて知りました。戦友福岡県出身⚪⚪君 長野県出身⚪⚪君など記された写真もありました。気づかなければ、誰の目にも触れず捨てられただろう、父の過去(きっと話せないほど辛い思い出だったのだろう)と戦争の痛ましさを、改めて知る機会でもありました。
平和について考え。平和で愛があふれる世の中になるように。心を合わせ心を込めて歌いたと思います。

ソプラノ H.N

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