ピースボートの友人
明けましておめでとうございます。「今年もよろしく」と書きたい所ですが、昨年11月号と12月号連続して「いつもの散歩みちで」が書けなかった。多忙な訳ではなかった。何となく書けなかった。一か月休むと「まあいいっか」と気持ちになる。プロの作家や文筆家なら許されない事だろうが素人のわが身だからお気楽に「書けない」で済んでしまう。「毎号必ず書く」と気概を持ちたいが気概も根気も失せてきているのが現実のようだ。だって今年「傘寿(80)になる。いつ「お迎え」に来られても「拒否」できない環境に置かれている。だからその覚悟は持ちつつ残された日々を有意義に過ごしたいと思う昨今である。何が有意義か。決して楽に生きる事だけではないとも思う。しんどさやまだあるだろう苦難にも向かい合わねばならないだろう。私事だが今年から新しく居住地域で活動する事になった。かなりハードな活動になると予想される。それも有意義のひとつと考え、がんばろうと思う。
話は変わるが、スポーツジムで知り合った地域の友人が12月11日、神戸港からクルーズ船(ピースボート)に乗り旅立った。再び神戸港に帰港するのが3月15日。100日に及ぶ船旅だ。「愛コン」に来てもらえないのが残念だが無事を願って見送った。83歳の彼はず~と「行くんが嫌や」とこぼしていた。でも奥さんが行ってしまえば一人では食事も作れない。「行くしかない」と決意した。「絶対途中で帰ってくるわ」とも言っていた。出発の数日前、週一で通う喫茶店でLINEのやり方や写真の送り方を伝授した。彼から旅行の日程表をもらっていたので「今日は香港やな」とか「今日はシンガポールやな」LINEをするがなかなか返事が来ない。にわか仕込みのLINEだったから無理かなと思ったがやっと届いた。「今、赤道を通過中、インド洋に入ると波も大きく船が揺れている」との一報。その後「今日はクリスマスパーティー楽しみ」とか「乗客は良い人ばかりで友人になった」等のLINEが届くようになった。大晦日の朝にマダガスカルのトアマシナに入港、そして元日の夜に南アフリカのポートエイザベス、そしてケープタウンに向けて出港する。
僕には行きたくても行けない事情がある。単にお金がないだけの話だが、旅行の日程表を見ながらパソコンでどんな町か調べる事で楽しんでいる。